冬になるとノロウィルスやロタウィルスなどウィルス感染などの下痢や嘔吐する病気が怖いですよね。
ただでさえ下痢で苦しんでいる赤ちゃんを悩ますのがオムツかぶれです。
下痢にはアルカリ性の腸液が多く混ざって出てくるので、赤ちゃんの柔らかく弱い皮膚はすぐにただれてしまいます。
私の子供も下痢で本当にひどいオムツかぶれになった事があります。
傷になりそこから出血したり…。
一か月以上もそれが続き、医師から「ちょっとひどいからステロイドを使いましょう」と言われるほどでした。
でも、そのステロイドを使っても全然治る様子がなく、たどり着いたのがこの方法です。
この方法をやってから本当にみるみるオムツかぶれがなおって綺麗になったんですよ。
それは、医療の現場では「湿潤療法」と呼ばれる治療に近いものです。
それ以降、この方法で下痢をするたびに対応していますが、ひどくならずに済んでいますよ。
今回はオムツかぶれに悩む赤ちゃんとママに、とっておきの方法をお伝えします。
「湿潤療法」とは何でしょうか?
今まで傷の治療は、「消毒して乾燥させる」というのが一般的でした。
でも、消毒や乾燥をさせてしまうと、傷を治す皮膚の再生細胞まで殺してしまい、傷の治りが遅くなるということが分かってきたんです。
傷を水道水で十分に洗浄することで、病原菌の侵入を阻止するとともに再生組織が働くように湿った環境にし、ワセリンなどを塗って密閉すると傷の治りが早くなります。
今ではドラックストアの絆創膏コーナーには湿潤療法を応用した、「傷の治りが早い」という絆創膏が売っていますよ。
もちろん、化膿している傷や野外での怪我で破傷風の恐れがあるもの、動物に噛まれたなどの傷は必ず医師の受診をして医師の指示に従ってくださいね。
赤ちゃんのオムツかぶれにもこの湿潤療法を応用してあげると、とても早く治りますよ。
用意するもの
- 白色ワセリン
- ボトル
- ぬるめの湯
- オムツ
これだけです!
白色ワセリンは柔らかいものを準備してくださいね。
薬局の赤ちゃんコーナーに売っている赤ちゃん用のワセリンは柔らかいのでおススメですよ。
ボトルはお尻を洗う時に使いますので、霧吹きでもいいですし、食器用洗剤のボトルを綺麗に洗って使っても大丈夫ですよ。
ぬるめの湯は水道水で大丈夫です。水道水をわざわざ沸かして冷ましてということはしなくて良いので、水道水の温度を少し温かく調整して使ってください。
やってみましょう!
手順①
まずは下痢などで汚れたお尻を綺麗に洗ってあげましょう。
下痢が出ていなくても、お尻が荒れている時は、オムツを変えるときに洗ってあげてくださいね。
準備したボトルに、ぬるめのお湯を入れてお尻に優しくかけて綺麗に洗います。
手順②
濡れたお尻を軽く押さえるように水気をとります。
手順③
水気をとるとすぐに蒸発して乾燥してしまうので、湿った状態のまま白色ワセリンを塗ります。
白色ワセリンはまんべんなくお尻へ塗っていきます。
この時、けっこう厚めに塗ってあげてくださいね。
白色ワセリンは皮膚再生組織を湿った環境においておく目的と、下痢やオムツなどの刺激からお尻を守る目的で塗るので厚めに塗るのがポイントですよ。
白色ワセリンは痛みや痒みを軽減してくれるので、赤ちゃんのお尻にも優しいですね。
手順④
医療現場での傷の処置にはここでラッピングをしますが、赤ちゃんのお尻にラップやドレッシング剤はやらなくて大丈夫です。
手に付いたワセリンの残りをオムツにも塗って終わりです。
簡単ですよね。
- きれいにお尻を洗ってあげる
- 湿った状態でワセリンを塗る
- ワセリンは厚めに塗る
- 残ったワセリンはオムツに塗っておく
この四点のポイントを守ってやってみてくださいね。
まとめ
赤ちゃんのオムツかぶれは本当に早く治してあげたいですよね。
今回の方法は簡単で赤ちゃんの体にも負担にならないので、是非試してみてくださいね。
最後までお読みいただき有難うございました。
当サイトが皆様のお役にたてれば幸いです。