七五三は子供の成長を神様に感謝し、将来の無事を祈って、神社にお参りする行事です。「七・五・三」の数で祝うのは「奇数は縁起が良い」という中国の考え方から来たものです。
江戸時代に後の5代将軍徳川綱吉が、無事に5歳になったお祝いに11月15日に行ったことからこの日になったとされています。
現在では、11月15日にこだわらず10月後半から11月の御家族の揃う日に行うことが多くなっています。
七五三は特に六曜にこだわる必要はありませんが、やはり吉日や土日は大変混み合います。 直前になるとドタバタしてしまいますので、早いうちから準備を行って、段取りよくスムーズに進めたいですね!
七五三の当日を迎えるまでに準備をしておきたい内容を予約時期が早い順にまとめましたので、ご参考くださいね。
早めの予約が成功のカギ!押さえるべき準備5つ!
準備① 写真撮影の予約
写真撮影は七五三の時期に入ると大変混みあい予約を取るのも一苦労です。子供のハレの日を当日に撮影したい気持ちもありますよね。
しかし、七五三シーズンの写真館は混雑していて、予約の時間に撮影が始まらなかったり、待ちくたびれた子供がグズッたり着物が着崩れたりと大変な一面も。
着物は普段子供が着慣れていないものですので、写真撮影をして参拝もして‥となるとお子様の負担が大きいかもしれません。
せっかくの記念写真ですから、機嫌よく綺麗に可愛く撮りたいものですよね。
そこで、おすすめは「早撮り」です。
女の子は夏に日焼けをしてしまう前に撮影しておきたいので、一年前や春先から動くお母さんも少なくありません。
写真館によっては4月頃から早撮りキャンペーンを行っている所もあり、余裕を持って写真撮影をすることが出来ます。
また、11月後半から12月にかけて、「後撮り」をやっている撮影スタジオもあります。後撮りも割引などの特典がつく場合がありますので、ご家庭に合わせて決めていくと良いですよ。
早撮りは七五三当日の着物の着付けやメイクなどや割引などお得な特典もついているので、お近くの撮影スタジオに問い合わせてみましょう。
プロのカメラマンに頼むと、春の桜の時期や秋の紅葉の時期に屋外で綺麗な写真を撮ってくれます。
写真撮影の時に、おじいちゃんやおばあちゃんを呼んであげると、大変喜ばれ素敵な写真が撮れますよ。
準備② 着物レンタルの予約や準備
着物の新作は4月から6月頃に新作が出ます。レンタルは撮影スタジオでもできますし、インターネット上でも七五三衣装のおしゃれ なレンタルショップがあります。
やはり可愛くて珍しい着物は夏頃には予約で押さえられてしまいます。
春先にはチェックしておきたいですね。また、着物を嫌がるお子さんには、ドレスやタキシードも多く用意されていますよ。
お宮参りの時に仕立てた「掛け着」「祝い着」や、ママが着た大人用の着物を、七五三用に仕立て直す方もいらっしゃいますよね。
仕立て直しは着物屋さんで2週間程度で仕立ててくれます。掛け着から七五三用の仕立て直しはお店にもよりますが、10000円程度で 仕立ててくれますよ。

女の子の場合は髪結いは美容院で行うことが多いですよね。美容室も七五三シーズンは予約が取りづらくなりますので、早めの予約をおススメします。
髪結いの相場は3000円前後です。
また、着付けも行う場合は一緒に予約しておきましょう。
着付けは3歳と7歳の女の子と、5歳の男の子とそれぞれ料金は変わりますが、4000円~7000円程度と考えておいてくださいね。
準備④ 食事処予約
参拝を終えて食事を外でされる方も多いですよね。
子供は着物を着たまま食事するというのは大変ですので、一旦着替えて から食事処へ向かえるように時間に余裕を持って予約すると、子供も大人も負担が少なくスムーズにいきますよ。
食事処もシーズンには混みあいますので、三か月前くらいから予約しておくと安心ですよ。
特に何を食べなければならないという事もありませんので、ご家庭に合わせて場所を決めてくださいね。
ホテルやレストランでは七五三プランを出しているお店もあるので、要チェックです!
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、座敷のある食事処やベビーベッドの貸し出しや椅子を用意してくれるお店がいいですよね。
また、ご家庭で食事するのも良いですね。インターネット上では七五三のレシピも沢山載っていますし、本も出ているので手作りで お祝いしてあげたら、子供は嬉しいですよね。
でも、正直…ママは朝から美容院で着付けやセット、小さい子供を抱えて御祈祷を終える頃にはクタクタですよね。
仕出し屋さんでお祝いのお膳を注文したり、ホテルや料亭の弁当をお家でゆっくりと召し上がっても素敵なお祝いになりますよ。
準備⑤ 祈祷予約
祈祷をしてもらうのに本来は氏神様にお参りしますが、地域の有名な神社にお参りに行かれるかたも多くいらっしゃいます。
神社での祈祷を申し込む場合は、3か月前くらいに申し込みをしておきましょう。
当日受付をしてくれる神社もありますが、前の方の祈祷が終わるまで待たされることもありますので、予約をしておいた方がよいでしょう。
料金は神社によって異なりますが、大半は5000円前後です。
事前に確認し、紅白蝶結びの熨斗袋に「初穂料」と書き、子供の名前を書いて準備しておきましょう。
また、神社までの交通手段や駐車場なども調べておくと当日慌てずに済みますよ。
当日に忘れずに用意しておきたい物!

レンタルであっても自前の衣装であっても、飲み物をこぼして汚してしまうのは避けたいですね。
ストローつきのマグや水筒を持っていくと、便利ですよ。
また、お腹が空くと子供はグズるもの。衣装が汚れるチョコや色の付きやすいお菓子は避けて、飴やラムネなど汚れない食べ物を選んで持っていってくださいね。
食べ物や飲み物を飲むときは衣装を汚さないように、大きめのタオルを巻き、クリップや洗濯バサミで留めて行うと心配がありません。大きめのタオルやクリップも一緒に用意しておきましょう。
持ち物② 子供をあやすオモチャ
特に小さなお子さんは長いスケジュールに飽きてしまいがち。
気を紛らわせるオモチャや本を持っていくとよいですよ。
持ち物③ 履きなれた靴
草履やローファーなど普段履きなれない靴は足を痛めたり、嫌がったりしますよね。
必要な時だけ履かせて、あとは履きなれた靴を履いて行動すると子供もグズらず、スムーズにいきますよ。
持ち物④ 着替え
子供が着物で我慢していられるのは1~2時間程度でしょう。
衣装を嫌がったり、走り回って衣装を汚したりする心配もありますので、着替えを持っていくのは必須です!
参拝後にお食事に行かれる方は、着替えをしてから行くと、子供にも負担がありませんね。
ママ達がフォーマルのままお食事に行かれる場合は、子供も少し綺麗目な服装が良いですね。
娘さんなら内緒でドレスを準備しておき、サプライズでドレスをプレゼントなんて演出も喜んでくれるかもしれません!

子供の晴れの日。沢山思い出の写真を撮りたいですよね。
当日「忘れた!」とならないように、カメラの充電もしっかり行って準備しておきましょう!
持ち物⑥ ピン止め
女の子を持つママの多くが持っていって良かったものに、「ピン止め」と言っています。
女の子の髪結いは崩れやすく、当日風が強ければパラパラと髪が落ちてきてしまいますよね。
ピン止めを用意しておくとサッとママがお直しすることが出来ますね。
最後に
子供が一回り成長したと感じられる七五三。
綺麗な衣装をきてニッコリ笑う姿は親として感慨深いものがあります。
家族が楽しかった思い出の日となるように、早めの準備と段取りで楽しい七五三を迎えてくださいね!
最後までお読みいただき有難うございました。